超巨大!? 雨水の浸透マス工事

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☔「雨が降るたびに大事件!?」を防ぐ浸透マス工事

 近年、海水温の上昇による影響で、これまで経験したことのないようなゲリラ豪雨や集中豪雨が増えています。

昔なら「ちょっと強い雨だね」で済んでいたものが、今では道路が川のようになったり、河川が氾濫したりと、雨との付き合い方が大きく変わってきました。

そんな時代だからこそ活躍するのが――

地面の中の縁の下の力持ち「浸透桝」

電美

浸透桝(しんとうます)と読むのだ!

 駐車場や資材置き場を造成すると、土だった場所がコンクリートや砕石で覆われ、雨水が地面に染み込みにくくなります。

すると雨水は行き場を失い、

💧 隣の敷地へ流れ込む
💧 道路へ大量にあふれ出す
💧 排水設備に負担をかける

といった問題を引き起こします。

電吉

お隣に雨水が流れ込んで玄関水浸し、なんてことも!

「ただの水だから大丈夫」と思っていると大間違い。

 近年では雨水が原因でご近所トラブルに発展したり、広大な敷地では道路冠水を引き起こして消防や警察が出動するケースもあります。

場合によっては事業所に対して改善命令や行政指導が行われることも。

千葉県では以下の場合で1,000平米を超える工事を行った場合、雨水貯留浸透施設の設置が義務付けられました。

画像は千葉県の公式HPより

 最近では、雨が降った場所で出来る限り浸透させる「雨庭」という考えも定着してきています。

・雨庭 [あめにわ] とは (国土交通省中部地方整備局)

今回は、広大な敷地からの「雨水を受け止めて土中に浸透させるための浸透マス」工事の様子をお届けします!


いよいよ浸透桝の設置工事開始!

電美

浸透桝は『受け止め上手』。ちょっと大人な設備なのだ!

 今回の現場は、駐車場として利用される予定の敷地です。

完成後は車の出入りが多くなり、アスファルトで舗装後は雨が降っても地面に水が浸透しにくくなるため、事前にしっかりと雨水対策を行います。

まずは浸透桝を設置する位置を確認し、φ800mmのアースオーガにより深さ9mほどの下穴掘削作業を開始。

φ800mm の特大アースオーガ
およそ9mの深さまで掘れます

地質を把握して掘削する

「ただ穴を掘って埋めるだけ」と思われがちですが、実はそう簡単ではありません。

その土地の土質や状況に合わせて、深さを正確に把握しなければ雨水がうまく浸透せず、せっかくの設備も十分な性能を発揮できなくなってしまいます。

千葉県の地質図(画像は県の資料より)
千葉県の地質地盤(断面)図(画像は産総研の資料より)
電柱ロボ

掘る場所によってかなりの地質の違いがあるよ!

 今回掘る場所は千葉県の北西部にある八街市付近。 このあたりは畑よりも道路のほうが低い場合が多く、大雨が降ると冠水して通行止めが多発することで有名な場所です。 しかも、地下数メートルの深さに「水を通さない粘土層」が分厚く堆積していることから、もともと降った雨が沁み込みにくい土地柄と言えます。 

ということで今回は、富士山噴火の堆積物である「関東ローム層」と、その下の「粘土層(水をほぼ通さない)」をぶち抜き、さらに下にある「さらさらの砂の層(水を通しやすい)」まで達する竪穴を掘削することが目的となります。

水を通さない「常総粘土」の層
水を通しやすい砂の層に到達!

 上部には、過去に噴火した富士山の堆積物である「関東ローム層」がありますが、続いて現れるのが、水をほぼ通さない「常総粘土層」。 粘土層は硬いので、さすがのアースオーガでも掘削にはそれなりの時間がかかります。

そして、アースオーガを回し続けて2時間! ようやく水を通しやすい「サラサラの砂の層」に到達しました!

大迫力! 直径800mmの竪穴
深さ9mで砂の層に無事到達

 φ800mmの竪穴に、8mの長さの塩ビパイプを入れます。 掘削穴の深さや直径によって、使う塩ビパイプの種類を使い分けます。

電美

掘削穴と塩ビパイプの相性も大事なのだ!

束ねられた 長さ8mのパイプ
竪穴に真っすぐ入れて浸透用の土台に

 掘削した浸透桝の内部には透水性の高い砕石を充填。 砕石が9m下の砂の層まで到達することで、降った雨が砕石を通じて砂の層にどんどん浸透していきます。

透水性の高い砕石をザラザラと充填
上部には大きな浸透桝を据え付け

 上部に、コンクリート製の大きな浸透桝を据え付けます。 これにより集まった雨水がゆっくりと地中へ広がりながら浸透していきます。

完成!でも、本当の仕事はこれからです。


地下で静かに働くヒーロー

 今回施工した浸透桝は、降った雨を一時的に受け止め、ゆっくりと地中へ浸透させる設備です。

電美

「ゆっくりと地中へ浸透」という部分が大人なのだ!

 派手な建物や設備ではありませんが、異常気象が当たり前になりつつある今の時代、浸透桝は地域を水害から守るための重要なインフラのひとつなのです。🌧️💪

「見えない防災設備」・・・それが浸透桝。

普段は誰にも気づかれません。

目立ちません。

褒められることもありません。

この下に9mの竪穴があるのだ
9m下には色の違う砂の層が!

 しかし大雨の日には、道路への流出を抑え、周辺への影響を減らし、地域の排水設備への負担も軽減する。

「道路を守る」
「近隣を守る」
「施設を守る」

という重要な任務を黙々とこなしています。

まさに地下で働く無名のヒーローなのです。

電吉

そこにシビれる!あこがれるゥ!


 完成してしまえば地面の下に隠れてしまう設備ですが、この見えない部分こそが重要なポイント。

大雨が降った時に初めて、その本当の価値を発揮します。

豪雨が当たり前になりつつある今の時代。

浸透桝は単なる排水設備ではなく、地域の安全を守るための防災設備でもあります。

「雨が降っても当たり前に水が流れる。」

その当たり前を支えるために、今日も見えない場所で確かな仕事を進めています。

設置した巨大浸透桝の成果

・今回設置した巨大浸透桝の成果は以下の動画から ↓

超巨大!? φ800mmのアースオーガにより深さ9mの浸透桝を設置しました!

電吉

ダイ○ンも驚きの吸引力!

電美

電美もこのくらいの勢いで呑みたいのだ!

巨大な浸透桝工事は、竪穴掘削が得意なホクエイ電設へお任せください!

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ホクエイ電設は地域と共存する会社です

地元千葉に50年、ホクエイ電設は地域に根付いた会社です。平時はもちろんのこと、事故や台風などの災害時に街の電力を守ることも、私たちの大切な使命であると考えています。

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