2026年8月13日から14日にかけて、千葉県内では線状降水帯による観測史上最大となる記録的な大雨(令和8年8月千葉豪雨)が観測されました 千葉市中央区では1時間降水量が115ミリ、24時間降水量が367ミリを記録し、観測史上1位を更新。 これは、確率で言うと約1,182年に1度の大雨だったとのことです。
半日で8月1か月分の約3倍の雨が降るという、過去に例を見ない異常な降水となり、気象庁は千葉県内の市町に全国で初となる「レベル5大雨特別警報」や「土砂災害特別警報」を発表するなど、かなりの異常事態に。
住宅の浸水被害は2000棟を超え、道路の冠水や車両の立ち往生、土砂崩れなどにより尊い人命が失われる甚大な災害となりました。 また、道路やアンダーパスの冠水が相次ぎ、交通機関の乱れや成田空港での滞留者発生など、都市機能にも大きな影響が出ました。
そんな中、追い打ちをかけるように流れる「下水が溢れた事によるノロウィルスの感染が問題化している」というニュース。
今回は、ノロウィルスの感染源とされる、「敷地内に溜まった泥」を少しでも清掃すべく、及ばずながらボランティアとして清掃作業に行ったときの様子を、現地の本当の姿を交えながら書いていきたいと思います。


豪雨のあった8月13日から10日後の8月23日(日曜日)。 今回訪れたのは、特に被害の大きかったJR大網駅の周辺です。 今回の目的は、「ノロウィルスの感染源とされる泥を清掃する」こと。 ホクエイ電設では、複数の高圧洗浄機が常時稼働しています。 この高圧洗浄機を使って、積もった泥を少しでも多く清掃していきます。


大網白里町に向かう道中では、10日前の豪雨の爪痕が残されていました。 写真にはないけど、駐車場内に取り残された水没車もちらほらと点在し、改めて、自然の力の怖さを見せつけられました。


まだまだ通れない道もあるなか、外房線が復旧! 大網駅に外房線の電車が入ってくるのは、実に10日ぶり。 当初、8月24日(月)の復旧予定だったものが、鉄道会社をはじめ作業員さんたちの頑張りによって1日早めることができたとのこと。 猛暑が続く中、懸命の復旧作業、ありがとうございます!




TVの特番で報道されていた水没したコンビニ付近では、流れ出た泥やごみが散在し、豪雨当時の水量の多さを物語っていました。
その後のニュースで取り上げられていたのは、「乾燥した泥が舞い上がり、それを吸い込んでノロウイルスに感染する」というもの。 誰でも困りますが、ノロウイルスで特に困る職種といえば、飲食店や高齢者の福祉施設などが挙げられます。
今回は、大網にある某大手牛丼チェーン店さんにボランティアとして訪れました。 隣が高齢者福祉施設の企業さんというのもあり、舞い上がる泥を少しでも減らすため、敷地内の清掃をおこなっていきます。


牛丼屋さんのスタッフさんをはじめ、来るお客さんたちも皆明るい笑顔で、清掃や復旧作業を頑張っていました。 今回 分かったのは、「ニュースで取り上げられているほどノロウイルスは流行っていない」ということでした。 もちろん、念には念を入れた対策は必要ですが、必要以上に怖がる必要はない、ということ。
ノロウイルスを恐れてボランティア参加を見送る人も多いと聞きますが、実際に現場を訪れ目の当たりにしたとき、ニュースと現実の間には大きな隔たりがあるなあ、というのが正直な感想です。
これは熊本の震災でも当てはまります。 ニュースで見ると熊本県全域で大きな被害を受けたように感じますが、大きな被害を受けたのは一部であり、「多くの旅館やホテル、観光地は無事なので、恐れすぎずにぜひ観光に来てほしい」と、現地の人は言います。


今回は、令和8年8月に起きた千葉豪雨で被災した、大網白里町の様子をお伝えしました。 まだまだ残暑が続く中、懸命の復旧作業が続いています。 ひとつ言えることとして、今回はたまたま千葉でしたが、線状降水帯による異常な降水が頻発する昨今では、今後、日本全国、どこでも同様の被害が起きる可能性があります。
大網白里町を訪れたとき、豪雨の爪痕を目の当たりにし、その被害の大きさに言葉を失いました。 普段の景色からは想像できない光景に、自然の力の恐ろしさを改めて感じた次第です。 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く、穏やかな日常が戻りますよう願っています。